本田直之さんや勝間和代さんが牽引してから、ビジネス書ブームが続いています。
投資の仕方、ITの活用方法、効率的な勉強法、人脈の作り方など。
比較的即効性があり、ためになることがふんだんに盛り込まれています。
僕もたくさん読みましたし、これからも読んでいくと思います。

ただ気をつけないといけないのは、他のビジネスパーソンも同様にその書籍を読んでいるのだということです。
みんなが読んでいる本を読んで自分の性能を上げていったところで、シャープの液晶テレビのようにコモディティにしかなることができません。
そこそこの値段にはなるものの、特段必要とされるわけではないし、人と違ったことは何もできずに終わってしまうでしょう。
ビジネス書は即効性がある代わりに、領域が限られており、それ以上の発想や広がりを促すようなところがありません。

価値を生み出すのは、今までの人とまったく違うことをするか、従来あったものでもまったく違う切り口を見つけるかのどちらかです。
ビジネス書をいくら読んでもそのどちらも手をつけることができません。
なぜならみんな読んでいるものだからです。
これは由々しき事態です。


僕はビジネス一般、IT、ファイナンスの他に僕が意識的に手を広げているのは、生物学、純文学、デザインの3つです。
特に生物学は発想する上で非常に有効だと思っています。
人は人間なので、やはり生物学的な制約の上で考え生きています。
生物学は非常に根源的なところを突いているので、人間に必要なものや考え方を振り返る上で拠り所になります。
例えばLINEやFacebookといった成功したサービスの成功要因をばらばらに分解して他の何かを組み立てても価値のあるものは生まれません。
そもそも要素の組み合わせがクリエイティブなのであり、その組み合わせを変えた時点で本質的な価値が失われてしまうからです。

人と違うインプットを心がけましょう。
方法が読書である必要はありません。
みんなが言っていることを無視する強さが新しい価値を生むと僕は思います。