会社を立ち上げてからまもなく3年になろうとしています。
「3年」という数字には、いろいろと曰くがあります。
新卒入社した会社には3年はいた方が良いとか、3年以内に倒産する会社の割合は70%とか…。

自身を振り返っても、3年目を節目に感じることがよくあります。
高校生のとき小説を書き始めて3年目には文章がかなり洗練されてきて、ストーリーや構成といった評価の難しい要素を磨くフェーズに入り、自分の成長を実感するのが難しくなりました。
大学に入り学園祭やフリーマガジンを発行するサークルに打ち込みましたが、3年目にはこなれてきて、4年目はなくて良いなと感じました。院に進学しなかったのも、やりきった感が要因としてありました。
新卒で入ったマイナビでも、3年目には大体の業務を理解できた状態になっていて、かと言ってマネージャーになるまで何年も待つ気になれず転職しました。

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そして今、起業して約3年の地点にいます。
1年目は新しい事業を描くところから、ユーザーインタビュー、プロダクト作り、フィードバックを受けてのピボット、アルバイトチームでのオペレーション化、総務経理と経験のなかったことばかりでとにかく学びながら手当たり次第に物事を進めていました。
2年目には前年にうまくできなかったことをもっとうまくやったり、マネタイズに向けた営業や他社とのアライアンスの取り組み、新しい施策のテストマーケなど、フロンティアは広がっていました。
ところが3年目になると、目新しいことが途端に減ります。新しい取り組みがあっても、これまでやってきたことの応用であまり苦心することなくできてしまう。
例に漏れず、自分の成長の停滞を感じるようなところがあります。

3年目には、1・2年目と比べるとどうしても成長曲線が鈍化します。器用な人はこのスパンがもっと短いかもしれません。
3年で転職したり、3年で踏ん張りが続かなくなって会社を倒産させたりするのは、この停滞感と無縁ではないと思います。
成長することはやはり楽しい。どんなに公器を目指していても人は人なので、楽しいことが楽しくなくなると身が入らなくなってしまうことは否めない。
プロのアスリートになってくると0.01%の差が勝敗を分けるので成長曲線が鈍化しても継続することに価値がありますが、多くのビジネスマンにこのことは当てはまらないでしょう。スポーツに比べて能力以外の変数が多すぎて、0.01%伸ばすことの費用対効果がそんなに高くないためです。

じゃあどうしたら良いんだということを考えると、この3年目の壁を認識して、フロンティアを意識的に見つけにいくことが大切なのではないかと思います。
転職するのが一番分かりやすいですが、そうでなくとも自分のポジションを変えたり、フォーカスするテーマを大きく変えたりする。やり方を変えると大きなストレスがかかるので、これは意識しないとなかなかできない。
同じことを繰り返していても会社自体も停滞してしまうので、この取り組みは理にかなっているような気がします。安定に対して意図的に緊張感を持ち込むということは、会社に限らずあらゆる組織に苦い良薬となるでしょう。

今回言いたかったのは、停滞の構図を理解して、手を打つべきだということです。
自分の停滞のサイクルを理解していたら、そもそも3年目の停滞期を無為に過ごす必要がなく、それこそ2年で転職したり、3年目には新しいポジションを目指したりして成長曲線を右肩上がりに保ち続けることができます。
成長すること自体を目的化しても仕方ないけれど、成長することは楽しいし、できることは確実に増えます。

僕も今は人脈や癒着といった、自分が苦手としていて避けて通ってきたテーマに取り組もうとしています。
成功者たちには参謀やパトロン的な存在がつきもので、そこには合理性を感じており。このテーマについてはまたの機会に。
特に先輩のアントレプレナーさんとお話をしたいと思っています。「時間取っても良いよー」という方、Facebook等でお気軽にご連絡くださいませ!

皆さん「オーディオブック」をご存知ですか?
文字の通り、ビジネス書や小説などの書籍をナレーターさんが読み上げる商品のことです。
どこに行くにも車を使うアメリカでは結構前から浸透しているようですが、日本にはいまいち馴染んでいません。

かくいう私もずっと気にはなっていて、活用しようと試みたこともあるのですが、そもそもオーディオブックを買ってからスマホに保存するまでも面倒だし、保存したオーディオブックを途中まで聞いて聞いたところから再開するというのも音楽プレイヤーの問題で面倒だしで、長続きしませんでした。(iTunesとオーディオブックの相性の悪さよ!)

このオーディオブック、Amazonがついに日本でも展開を始めて、上記の問題を一気にクリアしてくれました。

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Amazonの「Audible」がすごい

Amazonの子会社が提供する「Audible」がとにかくすごいんです。

- アプリ上ですべて完結する
オーディオブックのダウンロードから再生まで、Audibleのスマホアプリひとつで完結します。
途中まで再生したものは、途中から再開できます。
こうやって書くとできて当然のような気がしますが、この当たり前のことができるアプリがなかなかありませんでした。
※調べたところ、Audible進出前から展開していたFeBe!という和製のオーディオブックサービスも、いつのまにかスマホアプリを出していました。まぁ必要ですよね…。

- 落とし放題、聴き放題で月額1,500円
ここがまたすごいのですが、ビジネス書、小説、落語やらが月額1,500円で落とし放題、聴き放題の料金体系になっています。
AWAやLINEミュージックといった音楽の定額配信サービスが熾烈な競争を繰り広げていますが、オーディオブックについては、少なくとも日本では寡占状態です。
1,500円と言ったらビジネス書一冊分の料金。つまらなかったら聴くのをやめて削除しても懐は痛みません。
書籍も驚くほど豊富で、僕は既に100冊くらいが積ん読状態になっています。

オーディオブックは雑用に革命を起こしてくれる

「雑用」と表現すると怒られてしまうかもしれないけれど、いかにインプットとアウトプットの質を高めていくかという勝負をしているビジネスマンにとって、掃除洗濯などの家事や、経費精算や業務報告といった提携業務は、悩みの種なのではないでしょうか。

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人間は基本的にマルチタスクの苦手な生き物ですが、肉体的な運動と、頭を別のことに使うということは可能です。
つまり、洗濯や経費精算をしている時間にオーディオブックを聴くことで、ルーチンの消化試合のような時間がインプットの時間に変わります。
ちなみにオーディオブックの再生速度は3倍にまで早められます。個人的には2倍くらいが良いところなので、一冊読むのが平均3時間くらいになっています。まぁ紙の本で読んでもこれくらいかなという感覚です。

家事も積極的にこなすイクメンながらにインプットもばりばりなビジネスマン、憧れませんか?
ビジネスマンにおすすめのAudibleはこちら
※アフィリエイトでも何でもありません。


さて、個人のインプットを大事にしているニューロープはエンジニアを募集しています。
大企業なら業務時間にイヤホンを付けるなんてちょっと考えられないかもしれませんが、ニューロープはOKです。経理やら総務周りの仕事をしているとき、代表の酒井が率先してオーディオブックを利用しています。
時間を大切にしたいあなた、ぜひとも奮ってご応募ください!


「職務発明」という言葉を聞いたことはありますか?
世の中を変えるような画期的な発明は、ときに莫大な利益を生むことがあります。
企業としてはそんな発明を通してイノベーションを起こしていきたいところでしょう。
この発明は、当然ではありますが実際には企業に所属する従業員、または従業員のグループがすることになります。
ここで「発明は発明者のものか、発明者の帰属する企業のものか」という話になります。

職務発明は誰のもの?

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結論から言ってしまうと、企業に勤務する従業員が業務の範囲内で発明をした場合、就業規則などで指定することによって、この発明品を事業展開する権利を企業が引き継ぐことができます。これを指して職務発明と言います。
ただし、
会社は相当の対価を従業者に支払わなければならない(特許法35条3項)
という条文にある通り、発明者に相当の対価が支払われることが特許法で定められています。
この「相当の対価」というのは、一体いくらなんだという話に当然なります。
青色発光ダイオードの訴訟では、企業側に200億円の支払い判決が出たニュースはかなり話題になりました。

実際に特定の発明が莫大な利益を生んだとしても、企業はその発明のみに投資しているわけではありません。
例えば大きな製薬会社などは、大量のプロジェクトを同時に走らせて、そのうちひとつがヒットすれば良し、という具合にポートフォリオを組むような投資をしています。
それらのプロジェクトのうちどれが功を奏して、かつ他社を出し抜いて、市場にマッチして利益を生むのかということは不明です。分かっていたら苦労はしないでしょう。
ここで「このプロジェクトはたまたまうまくいった」という考え方をすると、そのプロジェクトに所属していた発明者が利益の多くを独占するというのは、企業側としても、他の従業員としても納得しにくい話でしょう。(もちろんプロジェクトの成功を左右するのは偶然だけではありませんが、その比率を見積もることはとても難しいことだと思います。)
大企業の中でもたまたま景況の恵まれた事業部に配属されたグループがボーナスにあやかる、という状況はあちこちにあると思いますが、これと似ています。

職務発明者に支払われる「相当の対価」はいくらが妥当か?

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ニューロープも一件特許出願を進めていて、特許事務所の弁理士さんとコミュニケーションを取る中で、この点について相談してみました。
「相当の対価」というのは一体いくらなのか。
相場観としては、下記のようになるそうです。

- 特許審査申請時:5,000円
- 特許登録時(審査を通過した際):5,000円
- ライセンス料などが発生したとき:利益の1〜5%
- 特許を売却したとき:売却額の1〜5%
- 会社を売却したとき:特許部分の価値を見積り、その1〜5%

この取り決めを就業規則に明記するか、発明者と事前に承諾書を交わすか、いずれかの方法で合意を取っておくことを進めるとのこと。
承諾書については後々のことを考えるとあった方が良いでしょうが、上記の相場はあくまでも特許事務所さんの感覚値なので、実際には企業や状況によって異なることも多いと思います。
ただし「相当の対価」という掴みどころのない数字を考えるスタート地点にはなるのではないでしょうか。

私個人の感覚で言うと、もっと大きな対価を支払っても良いのではないかという気がします。
キャッシュフローの安定している中小企業とは違って、ベンチャーはハイリスク・ハイリターン。EXITでメンバーに利益を還元できるよう仕込んでおくことが、代表の一つの仕事だと思っています。


さて、ニューロープは一緒に世の中を変えるような発明をしてくれるエンジニアを募集しております。
ご興味のある方は、ぜひWantedlyからご連絡ください!


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